手に汗を多量にかく【手掌多汗症】の原因と治療法は?握手が怖い!
2016/04/05

http://matome.naver.jp/odai/2145009615352941001
手のひらにいっぱい汗をかいてしまう症状があれば、手掌多汗症を疑った方がよいでしょう。
特に蒸し暑い時期に症状がひどくなり、日常生活にも支障をきたす場合があります。
例えば、人から握手を求められたときどうしたらよいか分からない、大切な書類を汚してしまうのが心配で仕事に影響する、などなど日常生活で手を使う場面はたくさんあるので悩んでしまうかもしれません。
今回は手掌多汗症の原因と、その治療法について見ていきましょう。
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手掌多汗症の原因は?
1.精神的なストレス
手掌多汗症の原因ははっきり分かっていませんが、なんらかの理由で交感神経が異常に活発になることが挙げられます。
人間の体は、不安や緊張を感じて精神的にストレスを受けると、交感神経が刺激されます。
交感神経が刺激されると、体は汗を分泌させて熱を発散させようとします。
交感神経が過敏になっていると、異常に汗をかくほどの多汗症の原因になります。
2.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンの生成は、脳からの指令によって促されています。
ホルモン生成の指令を出す部分と、交感神経を司る部分は脳の同じ場所にあります。
ホルモンバランスが乱れると、交感神経も敏感になるよう影響を受けてしまうので、多汗症につながることがあります。
3.栄養バランスの乱れ
野菜、果物をバランス良く摂取せず、味の濃い物や刺激物(辛い物や熱い物)を頻繁に摂取すること。
また、コーヒーなどカフェインの入った物の飲みすぎ、タバコによるニコチンの多量摂取も多汗症の原因として考えられます。
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手掌多汗症の治療法は?

http://www.skincare-univ.com/article/010271/
1.心療内科を受診する
医師とのカウンセリングは、汗をかいてしまったらどうしようという不安を取り除く助けになります。
手掌多汗症は、精神的な不安や緊張感と関係のある場合があります。
そうした精神的ストレスを和らげるために、精神安定剤が処方されることがあります。
また精神を意識的にリラックスさせる方法も、カウンセリングを通して知ることができるでしょう。
2.薬物による治療
神経遮断薬などを用い、汗を出す原因の物質(アセチルコリン)を減らします。
または、注射による治療により、アセチルコリンの放出を阻害します。
この場合、効果は半年持続することが期待できます。
制汗剤を処方されることもあるでしょう。
汗線を塞いでくれる薬で、就寝前に塗り、起床後洗い流します。
手掌多汗症の原因と治療法についてお伝えしました。
症状や程度は人により異なるでしょう。
市販の制汗剤もありますが、症状がひどい場合には病院で受診し、自分に合った治療法を見つけることをおすすめします。
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