血便の原因はストレス?鮮血の場合は大腸がんではないって本当なの?
2016/06/12

出典 http://healthil.jp/13452
ストレスを感じると、体のあちこちに影響が現れます。
睡眠不足や食欲不振による免疫力低下や、自律神経やホルモンバランスにも異常が現れます。
ストレスを感じると胃腸の不調を訴える方が多いように、ストレスは胃腸の働きとも密接に関係しています。
そのため、ストレスから血便などの症状が出ることもあるようです。
血便が痔によるものか、大腸がんによるものか、それともストレスが原因なのか判断に迷うことがあるかもしれません。
これからいくつか血便の特徴を見ていきましょう。
スポンサーリンク
血便とは?
血便の原因のほとんどは下部消化管出血によるものです。
裂肛などによる出血は、便の表面に血液が付着しますが、大腸に異常がある場合、便と血液が混じり合い赤色~赤褐色の便になります。
鮮血の場合
痔核や裂肛による出血は、排便してから出血する場合もあります。
便と血液が混じり合っていないので、鮮血であることが特徴です。
腹痛などは伴わず、繰り返し出血します。
大腸がんの血便の特徴
大腸がんの場合、痔核からの出血とは違い便と血液が混じり合っています。
そのため鮮血ではなく、便自体が赤色か赤褐色になります。
排便習慣にも変化が起き、便秘と下痢を繰り返したりします。
排便後もスッキリ感はなく、中~大量の出血がおこることもあります。
腹痛はないことも、あることもあるでしょう。
スポンサーリンク
ストレスで血便になるのはなぜか
ストレスは、自律神経に影響を与えるだけでなく、消化器官に影響が出ることも多くあります。
特にストレスが長引けば長引くほど胃への負担が大きくなります。
ストレスを感じると多くは神経性胃炎になり、悪化すると胃潰瘍になることもあります。
胃潰瘍になると便にも異常が出るので、大きな病気でなくても血便になることがあります。
血便にも色々な原因が考えられるというわけですね。
もし血便の症状が現れたなら、ストレスが溜まっていないか、極度の緊張や不安を抱えていないか考えてみましょう。
もし思い当たることがあれば、規則正しい生活を送ることを心がけ、栄養や睡眠をよく取り、積極的な考え方ができるように意識してみましょう。
また、ストレス以外の理由も考えられます。
胃や大腸に病気が潜んでいることも考えられるので、胃カメラや大腸内視鏡の検査を受けてみることをおすすめします。
血便も、細菌やウイルスによるもの、大腸の粘膜に潰瘍や炎症ができるもの、また痔によるものがあり、それにより治療は異なります。
できるだけ早めに医療機関で受診をし、早めの治療を行われることをおすすめします。
スポンサーリンク