新盆とは?時期はいつ?お供えはどんなものがいい?
2016/06/03

出典 http://www.hasegawa.jp/obon/susume/detail/post-6.html
日本の伝統的な行事であるお盆は、元々は仏教の盂蘭盆(うらぼん)や盂蘭盆会(うらぼんえ)が起源となっています。
昔は旧暦の7月15日頃(新暦の8月15日頃)がお盆とされていました。
しかし現在、一部の地域では以前の旧暦のお盆を迎えるところもあります。
そのため、地域によって7月15日頃にお盆を迎えるところもあれば、8月15日頃に迎えるところもあり、時期に差があるのです。
さて、新盆とは何でしょうか?新盆の時期と、お供え物とされるものにはどのようなものがあるのでしょうか?
スポンサーリンク
新盆と新盆の時期について
新盆・初盆とは、簡単に言うと死後に初めて迎えるお盆のことをいいます。
新盆は「あらぼん」「しんぼん」と読まれ、初盆は「はつぼん」「にいぼん」と読まれます。
地域によって呼び方に違いはありますが、特に使い分けなどはありません。
通常のお盆と違うのは、亡くなってから初めて迎えるお盆ということで、より丁寧に供養が行われます。
その他の点では、通常のお盆と大きく異なる点はありません。
親戚や知人を招いて法要を行うことが多いようです。
新盆は、死後に初めて迎えるお盆と述べましたが、より正確に言うならば、死後四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆をいいます。
一般的には、四十九日の法要を終えると喪の期間が明けて忌明けとなるとみなされます。
そのため、四十九日の忌明け前後で新盆の時期が変わってくるわけです。
もし四十九日の忌明け前に新盆を迎えるなら、四十九日の法要が終わっていないため、翌年のお盆が新盆ということになります。
法要を終えて忌明けにならないなら、その間に迎えるお盆は新盆ではないというわけですね。
もし四十九日の忌明けと新盆が同時期になった場合は、お寺と相談して一緒くたに法要を行うこともできるそうです。
旧暦でお盆を迎えるか、それとも新暦で迎えるかは地域により異なりますが、新暦のお盆は8月13日から16日が一般的な期間とされています。
スポンサーリンク
新盆のお供え物について
通常のお盆であれば、お供えものを持参することが多いですが、新盆の場合はお香典を包みます。
お香典の金額の相場は、5千円から1万円程度が一般的です。
お供えものを持参した場合はそのことも検討して、お香典の金額を少なめにすることもあります。
お供えは、お花・お線香・蝋燭、または日持ちのするお菓子・乾麺・昆布、あるいは旬の果物などの食品が一般的とされています。
香典であれ、お供えものであれ、故人との関係を踏まえて何を持参するか検討してみてください。
スポンサーリンク