香典のマナーご紹介!お札の向きや中袋は?ご霊前とご仏前の違いは?
2016/06/26

出典 https://upin.jp/367
冠婚葬祭のマナーの中でもお悔みごとの時には宗教によってしきたりが違います。
急な訃報の知らせが入ったらお通夜や葬儀に参列する際にはお香典を持参することになります。
ここでは香典に関するマナーをご紹介したいと思います。
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香典袋の種類
香典とは、亡くなった人に供える線香やお花の代わりに供える現金として持参するものです。
不祝儀の時に使う熨斗袋(のし袋)に入れてお供えするものです。
香典袋には宗教によって種類が違います。
・仏教
白黒もしくは銀色の水引で結び切りのもの。
蓮の花が書かれているものは仏教用です。
宗教がわからない場合は蓮の花の描かれていないものを使いましょう。
・神式
神式では無地ののし袋を使います。
水引は白黒、双方が白か銀のものを使います。
「御神前」「御玉串料」「御榊料」などと書かれているものは神式用です。
・キリスト教
キリスト教には十字架やユリの花などが描かれているものを使います。
「お花料」と書かれているものはキリスト教用です。
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宗教がわからない場合
一般的に通夜や葬儀に持参するのは香典袋と呼ばれることが多いですが、宗教によって使うのし袋も違うため、もしも宗教がわからない場合はどの宗教でも共通して使える「御霊前」と書かれているものを使うようにしましょう。
「御霊前」と書かれているのし袋なら通夜、葬儀のどちらでも使えます。
お札の入れ方
のし袋にお金を入れるマナーですが、厳密にルールがあるわけではありません。
お祝い事のように新札を入れるのはダメですが、お札の入れ方のしきたりには諸説あります。
一般的なルールとなっているのは表ではなく、裏を向けるようにすることです。
お札の裏は顔が書かれていない方です。
悲しみで顔を伏せるという意味があるようです。
のし袋には水引も印刷されたもので、中包みがないタイプもあります。
このようなのし袋は、金額が少ない時に使用されるものです。
その場合はそのまま直接お金を入れても問題ありません。
香典として包む金額の目安や中包みの書き方などにもルールやしきたりがあります。
のし袋を購入すると外側の包みに書き方の見本などが書かれているものがあるので、参考にしてみましょう。
ご霊前とご仏前の使い方
のし袋には、「御仏前」と書かれたものもあります。
前述でご説明した通り、「御霊前」はどんな宗教でも共通して使えますので、宗教がわからない時に使用できます。
御仏前は亡くなった方が仏教とわかっていれば使っても良いものと勘違いしやすいのですが、御仏前は通夜や葬儀には使わないものです。
仏教では、四十九日の法要を済ませた後に亡くなった方が仏として成仏するという考え方なので四十九日前に御仏前は使わないものなのです。
急な訃報の知らせ時には慌ててしまうこともありますので参考にしていただけると幸いです。
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