大相撲なぜNHKだけが放送?既得権益や癒着があるの?

http://matome.naver.jp/odai/2139635670728376901
人気スポーツの放映と言えば各テレビ局が自局でなんとしてでも放送したいと血眼になって放映権の獲得競争を行っているとくイメージがあります。
オリンピックやサッカーワールドカップ、世界陸上や世界水泳など人気スポーツの放映権を獲得しようとすると莫大な金額が必要とされているのは周知の事実でしょう。
日本の国技である大相撲も注目度の高いスポーツですが、なぜか放送するのはNHKだけとなっています。
なぜNHKだけが大相撲を放送しているのか不思議に思ったことはありませんか?
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NHKには既得権益があるの?日本相撲協会との癒着?

https://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E5%BC%98%E5%89%8D%E6%94%AF%E5%B1%80
調べてみると、NHKと日本相撲協会との癒着や既得権益などは一切なく大相撲中継は元々NHKだけが放映していたわけではなく、過去には民放でも放送されていたことがあったようです。
大相撲のテレビ中継の歴史は、1953年から始まっています。
栃錦や初代若乃花といった人気力士の出現で、相撲人気は高まり、各局が競って生放送をしていた時代もありました。
しかし、人気の両力士が引退することになると、相撲人気に陰りが見え始め、視聴率も下がってくると民放各社は採算が合わないという理由で相撲中継をしなくなってしまいました。
NHKは公共放送であり、公共の福祉増進のために放送していることもあり、視聴率の低下にも関わらず一貫して大相撲の中継を続けました。
そして、1966年には、遂にNHKのみが大相撲を中継する現在の形に落ち着いていったということです。
民放ほど視聴率の低下に影響を受けなかったことで、現在の大相撲とNHKの関係が築かれていったというわけです。
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民放ではもう大相撲中継はできないの?

http://fuji-san.txt-nifty.com/osusume/2010/07/harashimaddt-85.html
現在の民放では、日本相撲協会が撮影したもの以外は放映できなくなっているので、実質的に生中継はできません。
スポーツニュースなどで流している映像はあくまで相撲協会が撮影したものを買い取っているわけで独自で撮影したものは放送できません。
ただし、一月、三月、五月、七月、九月、十一月場所のメイン6場所以外のトーナメント相撲やチャリティー相撲などは民放が中継を行うこともあります。
まとめ
日本相撲協会とNHKとの間には特別な癒着や既得権益はありません。
でも、日本相撲協会は相撲人気が下がり視聴率が低下していた時期もNHKだけはずっと放送を続けてくれたという恩義を感じているかもしれませんね。
民放の中でもずっと放送を続けている局があったなら、現在のようにNHKだけが放送しているということはなかったかもしれまんせね。
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