花粉症の鼻水と風邪の鼻水の違いは?鼻水が原因の怖い病気って?

http://www.skincare-univ.com/selfcheck/000121/
花粉症に悩まされている人は、日本国民の3人に1人ともいわれるほどの国民病の一つになってしまいました。
毎年、新たに発症する人も多く、その数は年々増加傾向にあります。
2月終わり頃の春先から、目がかゆい、くしゃみが連発して出る、鼻水が頻繁に出る、鼻が詰まって息苦しさを感じる、咳が出る、喉が痛いなどの症状が出たら花粉症の可能性が高いと言えます。
花粉症を患ったことのない人からすると、「鼻水とくしゃみが出て、目がかゆくなるだけなのになんでそんなに大騒ぎするの?」と不思議に思うかもしれませんが、この苦しみはまさに味わった者しか分からないもので、花粉症の期間ずっと憂鬱な気分で過ごすことを余儀なくされます。
花粉症患者は、花粉症の時の鼻水と風邪を引いた時の鼻水の違いが分かりますが、花粉症に初めてなった人は、春先にくしゃみをして鼻水が出てくると「風邪を引いたかな?」と勘違いしてしまう人もいることと思います。
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花粉症の鼻水と風邪の鼻水はどう違うの?

http://manatopi.u-can.co.jp/work/150212_97.html
花粉症の鼻水は透明でサラサラしていて水っぽく、鼻をかんでもかんでもタラーっと垂れる感じなのに対して、風邪の鼻水は薄い黄色で粘りがあってドロドロとしています。
花粉症の鼻水が水っぽいくサラサラしているのは、鼻に入った花粉(アレルギー物質)を異物として過剰に反応してしまい、体外に追い出すために鼻水を出してしまうのです。
花粉症の鼻水はほとんどが水分なので、色も粘り気もないのが特徴です。
これに対して、風邪の鼻水は、ウイルスや細菌、白血球とその残骸など色々なものが混じって出てくるため、薄黄色で粘り気のあるものとなっているのです。
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鼻水はどこで作られているの?
鼻水は鼻の中で作られていると思いますか?
鼻水は実は、体内で常時分泌され続けているんです!
鼻水は鼻の粘膜を湿潤に保つために分泌されているので、その量はごく少量で普段は喉のほうに流れて唾液と一緒に飲み込んでいるのです。
鼻水が原因でかかる怖い病気って?
花粉症や風邪が原因の鼻水で短期的に症状がおさまるものであれば、それほど気にする必要はありませんが、長引いた場合は注意が必要です。
カビや花粉、風邪などの原因で鼻の入り口である鼻腔が炎症を起こし、さらに奥の副鼻腔に炎症が及ぶと鼻づまりが悪化して「蓄膿症(ちくのしょう)」と呼ばれる怖い病気にかかってしまうのです。

http://www.mm-ent.jp/empyema/
蓄膿症になってしまうと、悪臭を放つ鼻水が止まらなくなったり、頭痛や肩こり、倦怠感を感じたり、食べ物の味がしない味覚障害やさらには睡眠時無呼吸症候群にまでなったという報告もあるくらい怖い病気なのです。
たかが鼻水とたかをくくっていると取り返しのつかないことになりますので注意してくださいね。
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